武生のまち・味真野苑・・・秋の越前の旅(2)
越前そばを食したあとは、白壁の土蔵がずらりと並ぶ「蔵の辻」へ。
武生のまちの中心にあり、古くから商家が軒を連ねていたところです。

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商家の後ろにある土蔵が背中合わせになっていますが、そこに道を造り、いわば「土蔵通り」のような姿をみせています。
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明治期から大正期の土蔵22棟をリメイクし、賑わいを見せていた往時の趣きを再現したものだそうです。
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次に訪れたのは、「味真野苑」(あじまのえん)というところ。
越前から都に上ったという継体大王(天皇)の像へ。
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この継体大王像の前には、実はこの春に来ているのです。
4月10日の当ブログの記事には・・・
継体大王といえば・・・今から1500年ほど前、今の越前市の味真野(あじまの)に継体天皇に即位する前の男大迹王(おほとのおう)は、照日の前と仲睦まじく暮らしていた。
時に、25代武烈天皇が若くして亡くなり、跡継ぎがなく、次期天皇に越の国(後の越前国)にいる男大迹王を迎えることになった。
急なことだったので、王は手紙と花かご(花筺)を形見として照日の前に残し、都へ上ったという。
味真野に残された照日の前は王への思いが募るばかりで、花筺を持って都に上る。
継体天皇が紅葉狩りの折り、花筺を抱いた女性に出会う。その女性は花筺を持って美しく舞う。
天皇は照日の前との再会を喜び、都で仲良く暮らしたという。
この物語は謡曲「花筺」(はながたみ)となって、今に伝えられています。
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味真野苑には、万葉集の歌碑が点々と配置されています。
天平文化が栄える奈良の都で、聖武天皇に仕える女官・狭野弟上娘子(さののおとがみのおとめ)が中臣宅守(なかとみのやかもり)と禁じられた恋に落ち、宅守は越前の国・味真野に流罪となったそうです。
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都と越前。引き裂かれた二人は、互いを思う心を歌にして贈り合い、万葉集には、その相聞歌63首が残されているのだそうです。
ここ味真野苑には、代表的な15首が歌碑として記録されています。
小高い丘に続く坂道を行くと・・・
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狭野弟上娘子の歌碑
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激しく熱い恋心がこの歌から千数百年の時を経てもなお伝わって来るようです。
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中臣宅守の歌碑
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半年前、ほぼ満開の桜のトンネルとなっていた道は今、秋の気配・・・。
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味真野苑のあとは、再び武生ICから北陸自動車道に乗り、金津ICから三国へ。
宿舎に着いたのは、越前三国海岸の松林に夕日が沈む頃でした。
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PENTAX K100D SMC PENTAX DA12-24mm/F4ED
福井県越前市 味真野苑
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by tokimekiroman | 2008-10-08 22:07 | Comments(8)
Commented at 2008-10-09 10:22 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tokimekiroman at 2008-10-09 16:18
■カギコメさん、こんにちは♪
ご連絡ありがとうございます。
Commented by くてくて at 2008-10-10 15:59 x
土蔵の白がまぶしいですね。
Commented by tokimekiroman at 2008-10-10 19:01
■ くてくて さん、こんばんは♪
白壁の土蔵が並ぶ道は、壮観でした。
大通りから一つ入ると、異空間が広がっています。
Commented by akashiahime at 2008-10-12 07:42 x
狭野弟上娘子の歌はなんと情熱的な歌なのでしょう!
Commented by tokimekiroman at 2008-10-12 10:31
■akashiahime さん、こんにちは♪
そうですね。
万葉集の情熱的な歌は魅力的ですね。
Commented by ysaka4019 at 2008-10-13 01:19
お隣、福井県の武生にこんなところがあるんですか。
白壁の土蔵がずらりと並んで、はっとしました。
土蔵の中には入れますか?
よく、中がお店になっていたりして観光地化していますからどうなのかな?
でも、写真で見た感じはこちらは土蔵をみながら街を散策する感じでしょうか。
すてきなところですね。
Commented by tokimekiroman at 2008-10-13 15:29
■ysaka4019さん、こんにちは♪
土蔵の中は、入れないところが多いようです。
中には、アクセサリーやみやげの店になっているところもありますが。
大通りを歩いていて、見逃しそうになる場所です。
表通りからは、予想もできないような空間ですよ。
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