秋の大聖寺散歩(2)
大聖寺藩歴代藩主の菩提寺・実性院のあと、藩主の休息所・長流亭に向かいました。

山ノ下寺院群には、芭蕉が泊まったお寺(全昌寺)もありますが、今回は説明だけで通過です。
私は去年の夏、その全昌寺を訪れていますが、その記事はこちらです(「全昌寺の秋海棠・・・加賀」)。
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途中、熊坂川の川沿いを歩きます。桜並木があり、春の桜の頃にはさぞ見事だろうと思われます。
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しばらく行くと、大聖寺藩3代藩主・前田利直の休息所だった長流亭に到着します。
数奇屋風の茶室は、小堀遠州の設計といわれ、国の重要文化財に指定されています。
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中は撮影禁止なので、紹介できないのが残念です。長流亭から眺めた旧大聖寺川の流れ。
藩主は、ここから釣り糸を垂れて楽しんだそうです。
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次に、旧大聖寺川の堤防をしばらく行くと、深田久弥山の文化館です。
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建物は、明治時代の絹織物工場を利用して造ったものです。
ちょうど、大きな銀杏の木から銀杏の実が盛んに落下していました。
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深田久弥は、ここ大聖寺に生まれた作家で、その著書「日本百名山」はあまりにも有名です。
館内には、久弥の直筆原稿や愛用した万年筆、テント、ピッケルなどが展示されていました。
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深田久弥「日本百名山」の一節・・・。

・・・私のふるさとの山は白山であった。白山は生家の二階からも、小学校の門からも、鮒釣りの川辺からも、泳ぎに行く海岸の砂丘からも、つまり私の故郷の町のどこからでも見えた。真正面に気高く美しく見えた。それは名の通り一年の半分は白い山であった。・・・

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赤兎山付近から望む晩秋の白山(2005年11月撮影)


久弥の白山に対する強い思い入れ、あたかも母に対するような熱い思いが伝わって来るようです。
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大聖寺の町を歩いていると、ところどころで、ひょっこりと古い民家に出会うことがあります。
大正ロマンの香りがただよう歯科医院が彫金工房とカフェに・・・。町屋再生第1号の建物。
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加賀市は、古い町並みを残していこうと、「町屋再生事業」を進めているそうです。素晴らしいことですね。
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大聖寺に来たからには、流し舟に乗りたいと思って、乗り場に行ってみました。
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「鬼平犯科帳」に出て来そうな舟が・・・。
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ところが、船頭さんから「風が強くて、舟を出せないんですよ」と言われて・・・。う~ん、残念!!
またの機会を待つことにしましょう。
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爽やかな秋晴れに恵まれ、リフレッシュした大聖寺散歩でした♪

PENTAX K100D
SMC PENTAX DA12-24mm/F4ED
SMC PENTAX-F Macro 100mm/F2.8
加賀市大聖寺 長流亭 深田久弥山の文化館
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by tokimekiroman | 2007-10-22 17:49
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